おせち料理の「たこ」の意味は?縁起物や魔除けとして好まれる理由とは

おせち料理の「たこ」の意味は?縁起物や魔除けとして好まれる理由とは おせち料理の意味

新年を祝うのにふさわしい、縁起のいい食材がおせちにはたくさん入っています。

その中でも今回ご紹介したいのが、おせちの食材に使われる「タコ」。

おせち料理の「たこ」の意味はいったい何なのでしょうか?

おせち料理に酢だこが使われる意味とは!なぜタコが食材に?

 

お正月のおせち料理は日持ちが必要なため、酢を使った「酢だこ」が使われていました。

なぜ、タコが食材になったかというと、実はこのタコは「縁起物や魔除けとして好まれている」のです。

その理由を4つ、説明していきますね!

①「多幸(たこ)」と漢字をあてて「多くの幸せがありますように」との意味

たこの本来の漢字は「蛸」ですが、古くから「多幸」と表記されることもあります。

「多幸」と漢字をあてることで、「幸せの多い一年でありますように」という願いが込められています。

② 茹でると赤色になり「魔よけ」の意味

たこはゆでると鮮やかな赤色になりますよね。

赤色と白色で見た目が紅白になるので、これも縁起がいいとされています。

そして、赤色には魔除けの意味もあるとされています。

 

③ 真っ黒なすみを履くところから「けむに巻いて逃げる」という意味

さらに、たこは敵から逃げるとき、真っ黒なすみをはいて逃げることから

「苦難を煙(けむ)に巻いて逃げる」という姿が、縁起が良いとされています。

 

④空にあげる凧と同じ語呂が同じなため、縁起がいいと意味

また、お正月の空に高く舞い上がる「たこ(凧)」と同じ響きなので、

「飛躍的な一年となりますように」との願いも込められています。

 

「多幸」の当て字の意味は、たこの色や姿、そしてその行動から来ているんですね。

おせちで縁起物として好まれるタコ以外の食材は?

おせちにはたこ以外にも縁起物として好まれる食材がたくさんあります。

どんなものがあるのか見ていきましょう。

『たい(鯛)』

たい(鯛)

タイはよく知られていますが、「めでたい」に通じる縁起物です。

七福神の恵比寿様もタイを持っていますね。

『えび(海老)』

えび(海老)

長いひげを生やし腰が曲がったような姿から、「年をとるまで元気で」という長寿の願いが込められています。

『ぶり(鰤)』

ぶり(鰤)
ブリは出世魚であることから、出世を願った縁起物です。

『コハダ(こはだ)』

コハダ(こはだ)
コハダも出世魚なので、出世を願った縁起物です。

『数の子』

数の子
数の子はニシンの卵です。
その数が多いことから「子孫繁栄」の意味が込められています。

なぜもっと親しみのあるイクラとかではないのかというと、「ニシン(二親)」には両親、つまり夫婦の円満という意味もあるのです。

『田作り』
田作り

田作りはごまめとも呼ばれ、カタクチイワシの稚魚を炒って醤油で炊いたものです。

昔からカタクチイワシは田畑の肥料として使われており、カタクチイワシを肥料として使うと豊作だったそうです。

そのため一年の豊作を祈願する縁起物なのです。

「田作り」という名前からも豊作への願いが伝わってきますね。

『昆布巻き(こぶまき)』

昆布巻き(こぶまき)
「よろこぶ」という語呂合わせの縁起物です。

昆布巻きの形は書物の巻物に通じるとされ、学問の成就を祈願しています。

『紅白かまぼこ』

紅白かまぼこ
半円が日の出の形に似ているので、新しい門出を祝うのにぴったりの縁起物です。

紅白の色も、お祝いを意味する縁起のいい色です。

『栗きんとん』

栗きんとん

 

きんとんは「金団」と書きます。

その黄金色に輝く見た目を財宝に例えて、豊かな一年を送れるようにとの願いが込められています。

栗は乾燥させて皮を取り除いたものを「かち栗」と呼びますが、それが「勝ち栗」に通じるとして、勝負運が強くなるとされる縁起物の食材です。

『黒豆』

黒豆

黒には「魔除け」の効果があるとされています。

また、「まめ(一生懸命)に働き、まめ(元気)に暮らせる」という願いが込められています。

実際黒豆にはたんぱく質などの栄養が豊富で、身体にとても良い食材です。

『おたふく豆』

おたふく豆
「お多福」豆と漢字があてられており、福の多い縁起物の食材とされています。

『伊達巻(だてまき)』

伊達巻(だてまき)

 

こちらも昆布巻きと同じように巻物の形が書物に似ているので、学問の成就を祈願しています。

ちなみに、「伊達」は、おしゃれであることや派手なことを意味しています。

『錦玉子(にしきたまご)』

錦玉子(にしきたまご)

黄色と白色が華やかな、優しい味の錦玉子。

その色が金色と銀色に例えられており、富を祈願する食材です。

『さといも(親芋)』

さといも(親芋)

子(子芋)がたくさん成ることから、出世や子孫繁栄を祈願しています。

『クワイ(くわい)』

クワイ(くわい)

大きな芽が出ることから、「芽が出るように」ということで出世を祈願しています。

『蓮根(れんこん)』
蓮根(れんこん)

 

穴が開いていてその先が見えるので、明るい先が見える一年になるようにとの願いが込められています。

『牛蒡(ごぼう)』

牛蒡(ごぼう)
ごぼうは細く、そして長く強く根を張ることから縁起のいい食材とされています。

主に関西のおせちに使われているたたきごぼうは、ごぼうを炊いてから、たたいて開いたものです。

このことから開運を祈願しています。

『金柑(きんかん)』

金柑(きんかん)
鮮やかな黄金色が富を表しているとされています。

『橙(ダイダイ)』

橙(ダイダイ)

 

名前が「代々」に通じることから子孫繁栄を祈願しています。

おせちの「たこ」の意味 まとめ

たこには、実はいろいろな意味が込められているのです。

鯛やえびと違って、たこはあまり縁起物のイメージはないかもしれませんが、縁起がいい上に、しかも魔除けとしても親しまれているんですね。

次のお正月では、今回ご紹介したたこの縁起物としての意味を思い出しながらおせち料理を楽しんでみてくださいね。

 

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